豚の角煮 どうして
上手く出来ないの
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株式会社 小山畜産青梅工場



どうしてうまく出来ないの?


豚の角煮が上手に出来ないのは?
ここでは、よく問い合わせのある失敗の原因を解説します。

タレで煮込むつくり方の豚の角煮の重要ポイント!


豚角煮のような、煮込み料理の重要なポイントは、肉とタレの割合。特にタレが少ないと火加減一つで、煮込み中にタレが蒸発してなくなってしまい。焦がしたり、味に苦味が出たり、出来上がった角煮が黒くなってしまったり、肉がやわらかくならなかったりなどの調理の失敗が出てきます。

肉とタレのバランスを左右するのが、なべの大きさと調理台の火(熱源の火力)の加減。底の面積の広いなべでは、肉の上側がタレから出てしまい、どんなに煮込んでも肉にまんべんなく熱が伝わらなくて、肉が硬かったりします。
なべの大きさに対して火が強ければ、煮込み中にタレが蒸発してしまい焦げたり、煮詰まったりしてしまいます。

重要なポイントは、一度につくる豚の角煮の量(肉とタレの合計量)に見合った大きさのなべと、そのなべに対して十分(弱火から強火まで)に調節の利く加熱設備(ガス台)です。
ならば煮込み中の火が弱ければ良いのかと言うと、そうではなく、煮込み中に適度に加熱されたタレが、なべの中で肉のまわりを対流する程度の火力は必要なのです。そうでないと肉に満遍なく熱が伝わらず、肉質が柔らかくなってくれないのです。

豚の角煮のつくり方でご紹介したレシピで上手くつくれた場合、タレの量は、最初につくった時よりも煮込み完了後の方が多くなって出来るのです。(豚肉の水分、脂分が肉から出てタレに混ざるからです。)もしそうでないとしたら、上記のご説明のどれかのバランスが悪いと考えて確認をしてみてください。




小山畜産の豚の角煮は、なぜタレで煮込む豚角煮なの?


煮込んでつくる以外にも、肉を蒸してつくるやり方、圧力釜で短時間につくる方法、またその地域や国の独特のつくり方など、数え切れないほどございます。

肉を蒸してつくる方法の豚の角煮は、肉にタレを染み込ますことをせず、盛り付けの時にタレを掛けたりいたします。そのためタレと肉の一体感に掛ける感じがございます。肉に対してタレが濃かったり薄かったりと、タレと肉の相性が合わなかったりすることが多々あります。

最初に、豚肉の表面を直火で焼いてつくる調理方もありますが、煮込んでいる間に、きつね色に焼けた部分がなくなっていしまい、焼いても焼かなくても同じ味の出来上がりになってしまいました。

圧力鍋でつくる豚の角煮は、レトルト調理(量販店で販売されているのもこの種のタイプが多いようです。)に近い調理方法なので、調理時間が短く、肉そのものはやわらかく(
別の意味で)なるのですが、肉も脂身も同じような味と食感になってしまって、手作り感覚の豚角煮から遠い味になってしまいます。

やはりどんなにやわらかく煮込んでも、脂は脂特有の味と食感、肉は肉の味と食感が大切と思うのです。

その様な訳で小山畜産の豚角煮は、昔ながらの煮込みタイプの豚角煮なのでございます。



別の意味でとは : 圧力を加えての加熱調理は、減圧後(調理後)肉の繊維と繊維の間にすき間が出来るため、食べた時に肉が崩れやすくなり柔らかく感じるのですが、その柔らかさは本来の煮込み調理によって出来た柔らかさとは少し違う食感なのです。



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